金融機関のブラックリストに関するあれこれ

「ブラックリスト」と聞くと、「ヤミのリスト」「自己破産者専用名簿」「社会的な信用を失ってしまった人たちのリスト」など、マイナスイメージが強いのではないでしょうか。

誰もが知るブラックリストですが、実は、ブラックリストと呼ばれるリストは存在しておらず、正しくは信用機関に登録されている事故情報のことを意味しています。

「事故」というと、交通事故のことを思い浮かべがちですが、金融関係での事故というのは、金融機関におけるネガティブな情報や出来事のことです。

どういったものが「事故」として登録されてしまうかというと、一つ目は返済期日までに支払わないで支払いが3か月程度遅れた場合と、繰り返し延滞する場合です。

例えば、残高不足で引落としができなかった場合、再引落としまでに入金できていれば延滞扱いにはなりませんが、これを何度も繰り返していると延滞を見なされてしまいます。

また、返済期日までに支払えないことが分かった時点でローン会社に連絡すれば、マイナス情報を記録されることはありません。

場合によっては返済プランの相談に応じてくれることもあります。

二つ目は弁護士や司法書士などを介して債務整理をした場合です。

債務整理とは、任意整理、民事再生、自己破産の3つがあり、その人の財務状況によって最適な手段を選択します。

三つ目は代位弁済です。

代位弁済とは、借金が返済できなくなった場合に、信用保証協会が返済を肩代わりすることです。

これらの3つのうちのどれかに当てはまってしまうと、一定期間はローンを組んだり、クレジットカードを新たに作ったり、お金を借り入れることができなくなります。

一定期間とは、自己破産や民事再生は免責決定日から10年程度、任意整理は全額弁済後、5年から7年とも言われています。

かなり長い期間、信用機関に登録されてしまうため、今後の人生設計のためにも、借入れをしたら返済日や支払日だけは確実に守ることが大切です。